どうしてアート作品を使うの?〜対話が生み出すコミュニケーション〜

アート作品を使うメリット

アート対話カフェでは、主に絵画や写真などと言った視覚教材を使って対話を進めていきます。

作品の情報や知識は一切必要ないので、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。

アート作品のいいところは、「決まった答えがない」ということです。

そもそもアーティストは、作品を通して鑑賞者に、「こんな絵はどう思う?」と

疑問を投げかけている様なものです。

 

つまりアーティスト自身も「答え」を提示したいわけではありません。

何を観るかは、鑑賞者の目に委ねられています。

 

教材は「アート作品」だけじゃない!

対話型鑑賞は、実はアート作品だけを教材として使うわけではありません。

小説、料理、スポーツ、音楽、数学…どんなものでも教材となります。

みんなで本を読んで、登場人物の気持ちを対話したり、

外国の料理を食べて日本との味の違いを楽しんだり…

どんなものでも、それをテーマに人と話すことで、対話型鑑賞を行えるのです。

 

高校野球にもたらした変化

鈴木有紀さんの「教えない授業」という本で紹介されていましたが、

ある高校野球部でチーム全員に対話型鑑賞の授業を受けさせたそうです。

もともとその野球部は、連携プレーがとても苦手で、集中力もすぐ切れてしまう生徒ばかりで

監督も、生徒たちの考えがイマイチわからず、試合に勝てないことが多かった様です。

そこで対話型鑑賞を生徒全員に受けさせました。

 

「勉強ができる生徒」も「勉強ができない生徒」も平等に発言することができるので、

それぞれの表現力が向上し、他の人の意見もしっかり聴く姿勢が身についた様です。

その結果、自然とチーム全体のコミュニケーション能力も伸びて行き、

地区大会では見事優勝するほどの実力になったそうです。

 

人と一緒に「みる」ことが大切

対話型鑑賞は、参加する人の能力の優劣は一切関係ありません。

重要なのは、その場にいる人たちとそれぞれの視点をシェアできることなのです。

「みる」「考える」「話す」「聴く」を繰り返し行うことで、

思考力も表現力もつき、相手との会話も円滑にすることができます。

一人で「コミュニケーション」は鍛えられないので、

ぜひ家族や仲間と一緒に参加してみてください!

 

 

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