開催記録:2020年8月22日(土)

第3回   アート対話カフェ オンライン
日 時:2020年8月22日(土)10:30~12:00
題 材:「七本の指の自画像」by マルク・シャガール
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8月22日(土)に、「第3回アート対話カフェ@オンライン」を開催いたしました!
開催からまだ3回目にもかかわらず、続けて参加してくれた方も数名…大変感激です!!

今回の題材はロシア出身の画家、マルク・シャガールの代表作、「7本の指の自画像」。
教科書などで見かけたことがある方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

対話型鑑賞会では、「人と違う意見」は対話を盛り上げる大切な要素の一つです。
「自分はこうみえた!」という意見がたくさん出れば出るほど、参加者全員に新たな疑問が生まれ、多角的に「みる力」が養われます。
今回も、数々のユーモアな意見から、新たな発見を生み出す事ができましたの、一部ご紹介します。

対話の序盤は、やはり絵の中心に描かれた人物に視線が集まりました。
参加者ある方から、中心にいる人物は「男性だ!」という意見が。
肩幅や着ている服装から、「ガタイのいい男性」と感じた様です。しかし一方では、「細い人だと思っていた!」という意見も。
腕の肘が、極端に細く「女性」とは感じなかったものの「男性」とは断言はできなかった様です。
よくよく観察しているうちに、参加者の一人が顔のパーツに着目しました。

目や鼻の形がくっきりと描かれていることから、「仏像の目鼻に似ている」と感じた様です。
その意見から、性別すらない存在なのでは??という意見も!

また、絵の中の「キャンバス部分」にも視線が集まり、対話が生まれていきました。
「牛の(様に見える)お腹のあたりに見える部分から、緑の小人の様な者が見える!」
「絵を描いている人物の、くっきりと角ばった印象とは異なり、キャンバスの中の絵は柔らかいフォルムの様に感じる」
「首がない少女という意見もあったけど、ナースの帽子をかぶっている様に見える!」
…などなど!

様々意見が飛び交ううちに、また一つの気づきが生まれていきました。
「黒の背景が多く不気味な絵だと最初は思ったけど、右手のパレットにたくさん絵具を出しているということは、
黒い部分は、ただの下地なのでは?本当はもっと明るい絵を描こうとしてるのでは。」

絵の中に描かれている内容から、独自の意見を展開する瞬間は、
「なるほど…」という声が思わず漏れてしまうものです。

「みんなでみる」ことは宝探しに似ています。
美術館ではなんとなく通り過ぎてしまう絵でも、みんなで対話しながら鑑賞すると、1時間では収まりきらないほどたくさんの気づきや疑問を見つけられます。

「この人物はどんな思いでこの絵を描いているのだろう?」
「周りの風景は何を意味しているのだろう?」
「どうして7本も指があるんだろう?」

みんさんは、この絵を見てどんなものを発見できますか?

みればみるほど、疑問が生まれる対話型鑑賞。是非、お気軽にご参加ください!

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