自己肯定感の高い子供を育てる対話型アート鑑賞のすすめ

子どもの「自己肯定感」が低い現代

「前向きで意欲的な子供に育ってほしい。」「自分に自信を持って、幸せな毎日を送ってほしい。」

そう思っている親御さんは、とても多いと思います。

あの調査では、「自分に満足しているか?」と言うアンケートを取ったところ、

アメリカでは86%が「満足している」と答えたのに対し、

日本では「満足している」と答えた人が45%しかいませんでした。

自己肯定感が低いまま大人になると、社会生活でも自分の本来の力を発揮できず、

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることが、なかなか難しく感じられるでしょう。

自己肯定感を育ててあげることは、現代において「親の最大の務め」と言っても過言ではないかもしれませんね。

「自己肯定感」が高い子どもの特徴

そもそも自己肯定感とは、「自分には価値があり、自分は愛されているんだ」と

前向きに受け止められる感情や感覚のことを指します。

自分のことも相手のことも一人の人間として認め、常に「今」に満足している状態です。

自己肯定感が高い子どもには下記のような特徴があります。

  • 友人が多く、コミュニケーション能力が高い
  • 自分の感情や衝動に流されず、落ち着いている。
  • 何事にもポジティブで、プラス思考
  • 物事に意欲的で、集中力がある
  • 人と自分を比較することが少ない

自己肯定感が低い子どもは、成功よりも失敗した体験を強く意識し、

自分を否定的に捉える傾向にあると言われています。

情緒不安定で、自分や他人を信頼することができないため、

人と関わることをなるべく避ける傾向にあります。

では、どうすれば子どもの自己肯定感は高まっていくのでしょう?

「受け止めること」で、高まる自己肯定感

「今の姿」を受け止める。

子どもが悲しかったこと、嬉しかったことなどを話した時、

「泣いたって仕方ないでしょ!」

「だからあの時言ったでしょう!」

「できて当たり前!」 などと返してしまうことはないでしょうか。

子育てに熱心な親ほど、子供に「変化」を強く望みます。

自己肯定感を高めるには、「変える」のではなく、今の姿を受け止めることがとても大切です。

「変える」とは裏を返せば、今の姿を否定していることであって、

現在の姿を望んでいない、ということです。

人よりできないことがあったとしても、今の姿を精一杯受け止めることで、

子どもは自分の存在価値を感じることができます。

悲しい時は「悲しいんだね」とか、

嬉しい時は、「私もとっても嬉しい!」と共感し、

一緒に「今」を喜んであげれば、子供はとても安心するはずです。

子供の成長を見る

これまでの教育では、子供の能力を「数値化」することで判断してきました。

しかし、子どもの才能や個性は「数値化」して見つかるものではありません。

せめて家では、他の子との優劣で見るのではなく、

「前できなかったけど、今できる様になったこと」を精一杯褒めてあげればいいのではないかと思います。

大人になった今でも、できないことはできないですし、人と比べてもできる様になるわけではありません。

今初めてできたこと、前できなかったけどできる様になったことに着目してあげれば、

自然と子供は自分で自分の才能を伸ばしていくのではないでしょうか?

子どもの学力や能力は、自己肯定感の上に培われる

冒頭でも話した様に、親の勤めは自己肯定感を育てることかもしれませんね。

いい大学や会社に入れるための教育に、多額のお金と時間をかけたとしても、

「自分のことがあまり好きではない」と感じたまま大人になれば、

人生はとてもつまらなく、味気ないものと感じてしまうでしょう。

それどころか、何をしても人とばかり比べる様になり、

幸福な人間関係を築けないまま、一生を過ごすことになりかねません。

子供の自信を育ててあげられるように、大人たちが環境を用意しておくことを怠ってはいけませんね。

対話型鑑賞で、子供の自己肯定感が育つ!

対話型鑑賞には「正解」や「優劣」はなく、

ナビゲーターを通してみんなで対話を繰り広げていくことで、子供の才能や個性を磨いていく方法です。

アート作品を見て自分の感じたことを自由に発言し、お互いの意見を尊重し合います。

ナビゲーターは「パラフレーズ」を使うことによって、発言者の言葉をしっかりと受け止める役を担っています。

親子で参加して、子供と同じ目線で対話をしながらアート鑑賞を楽しんでみませんか?

子どもたちが、「自分の見たものや感じたものが、こんなにも喜ばれるんだ!」と言う体験をしてもらえれば嬉しいです。

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