『説得力』のある話し方を身につける 〜対話型美術鑑賞で「話す力」を身につける〜

みんなのリアクションが薄いなぁ…」と思うことは、少なくないでしょう。

自分の関心事について話す時、相手に少しでも興味を持ってもらい、と思ますよね。

相手の関心を引きつけたり、分かりやすく伝えるためには

自分の感想や意見に対して「根拠」を付け加えることがとても重要です。

『なんとなく』では、聞く人はイメージできない。

例えば、

「あの映画は面白いよ!だってあの俳優が出ているんだもの!」

では聞く人はイマイチ反応をすることができません。

「あの映画は面白いよ!あの俳優さんが涙を流すシーンは、鳥肌が立つよ!」

という方が、聞く方も「一度観てみようかな?」という気になります。

 

対話型美術鑑賞に参加すると、

『誰でも自然に、相手の関心を引きつけながら伝えるチカラ 』

を身に付けることができます。

それはナビゲーターの『あるの問いかけ』によるものです。

 

『どこからそう思うの?』

対話型美術鑑賞では、ナビゲーターが参加者の発言に対して、

「どこからそう思うの?」と問いかける場面がよくあります。

 

ナビゲーター:「この絵の中から、発見したことや感じたことはあるかな?」

鑑賞者A:「この絵の中の人は、なんだか怒っている様に見える!」

ナビゲーター:「どこからそう思うの?」

鑑賞者A:「ん〜、眉間にシワがよっているから

ナビゲーター:「他の人はどう思うかな?」

鑑賞者B:「悲しんでるんじゃないかな?」

ナビゲーター:「どこからそう思ったの?」

鑑賞者B:「下を向いているし、肩も下がっているから!」

この様にナビゲーターは、鑑賞者が絵を見て発言したことに対して、「どこから?」と問いかけます。

そうすると、鑑賞者は自然とその絵の中から、自分の発言に対しての根拠を探す癖が身につくのです。

 

『なんでそう思った?』との違い

「どこからそう思うの?」と「なんでそう思ったの?」では、

同じ質問のように見えますが、聞き手によって反応の仕方が全く変わってしまうことがあります。

「なんで?」と聞くと、絵の中から根拠を探すのではなく、自分の中に根拠を探してしまうのです。

例えば、

鑑賞者A:この絵の中の人は怒っている!

ナビゲーター:なんでそう思ったの?

鑑賞者A:ぼくのお父さんは怒った時、こんな顔をするから!

ナビゲーター:他に意見はあるかな?

鑑賞者B:悲しんでるんじゃないかな?

ナビゲーター:なんでそう思ったの?

鑑賞者B:ぼくがこの人だったら、きっと嫌な気持ちになっているよ…!

このように「なんで?」と聞くと、目の前の対象物(テーマ)ではなく、

「自分の過去の経験や体験」を根拠として、話してしまいます。

 

もちろん、自分の経験や過去に基づいて話すことが悪いのではないのですが、

聞き手にイメージをシェアするためには、お互いが認識できる「事実」が必要です。

 

対話型美術鑑賞では、対象(テーマ)を一つに絞ることで、

自分の過去や経験から話すのではなく、目に見える事実に基づいて話すチカラを育てることができるのです。

 

みたものを、お互いにシェアしよう!

美味しいもの食べた時、みなさんは人にどう伝えるでしょうか?

「あのご飯は、今まで食べた中で一番美味しかったよ!」と言っても、

聞き手の頭の中には、普通のご飯しか思い浮かべることができません。

 

それを、「あのご飯は、表面がツルツルで輝いていたよ!」

と伝えた方が、聞き手にも話し手と同じようなご飯を想像するはずです。

 

相手に親切で、良い話し手の人は、自分の頭の中を相手にも同じように分けてあげるのです。

そうすることで、話が面白い!と思われるだけではなく、

相手とのコミュニケーションも円滑になります。

 

「あなたの観たものを、相手におすそ分けしてあげる!」

そんな気持ちで話し手あげると、話す力も自然と伸びていくことでしょう。

 

ぜひ皆さんも、対話型美術鑑賞に参加して、説得力のある話し方を身につけませんか?

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